現代のグラディエーターたちへ

かっこいいタイトルをつけてしまいましたが、もう夜も遅いので手短に、そして6時に起きてゴルフ・・!雨かもっ?


世の中にはいろいろな人がいて、それぞれの動機で生きています。人を動かす炎が何処から来たものなのか?誰かに言われたからか、誰かに認められたいからか、いやそうする運命だと信じこんだから?本当のところは当人にだって分からなかったり、まあ現実問題、そんなのどうだっていいことだったりします。やはり他人の目から見て美しいのは、自分を犠牲にしてでも一瞬の煌めきを放つような生き方でしょうか。スポーツ選手は身体にメスをいれてでも勝負の世界に留まり、勝利を求め続けます。芸術家は自分の表現を信じ続け、誰にも相手にされなくなったその時に歴史に残る作品を生み出します。その積み重ねが、人類が人類たるところである文化を作り上げてきたことを、認めない人はいないわけです。自分もそういうひとりでありたい、誰もが胸の奥で一度ぐらいは思ったことがあるはずです。


名誉ある大会やコンクールとは、文化を継続的に積み重ねるためのシステムという側面があります。スポーツにおいてのオリンピックはその最たるものです。競いあって、傷つきあって、人類の進歩の次の一ページを開いていく人たちがオリンピックに参加しています。それを遠くからみているだけの人も、そう思って見ている・・はずです。自分には出来なかった自己犠牲を伴なう夢への挑戦、そんな感傷を呼び起こしながら、もうちょっと頑張ってみようと思える偉大なる凡人がきっと増えるはずなのです。だから、オリンピックの競技はそう運営されて欲しいし、参加する選手は自分をグラディエーターだと思って欲しいと思うのです。女子のフィギュアスケートを見て、これは・・と思った今日でした。